感情が豊なあなたへ贈る、気持ちとうまく付き合うためのヒント
「どうして私は、ちょっとしたことでグッと来ちゃうんだろう…」
そう思ったこと、ありませんか? 友達の何気ない一言で急に涙が止まらなくなる、好きなアーティストの歌を聴いて心が震えてしまう、SNSで誰かの投稿を見てモヤモヤが消えない… そんな経験、きっとあなたにもあるのではないでしょうか。
特に、繊細な方(最近では「HSP:Highly Sensitive Person」とも呼ばれます)のあなたは、周りの人よりも感情のアンテナが敏感に反応しがち。些細なことにも深く心を動かされ、まるで感情のジェットコースターに乗っているような日々を送っているかもしれません。
「感情的だ」「大げさだ」「もっと落ち着いて」
周りの言葉が、まるで心に突き刺さるように感じて、ついつい自分の感情を抑え込んでしまう… そんな経験も、少なくないはずです。まるで、感情がない方が楽に生きられるんじゃないか、とさえ思ってしまうかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。感情は、決して悪いものではありません。むしろ、あなたがあなたらしく生きるための、大切な道しるべなんです。
感情って、そもそも何? – 敵なの? 味方なの?
感情は、あなたに色々なメッセージを伝えてくれています。
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不安: 「危ないよ!」「何かおかしいよ!」と、危険を知らせてくれるサイン
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愛情: 「この人は大切」「もっと繋がりたい」と、大切な人との繋がりを深めようとする気持ち
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喜び: 「これは良いこと!」「もっと感じたい!」と、人生を豊かにしてくれるエネルギー
例えば、暗い道で後ろから足音が聞こえたら、あなたは「冷静に状況を分析して、犯人の特徴を把握する」なんて考えませんよね? 恐怖を感じて、反射的に走り出すはずです。これは、感情があなたの身を守ろうとしてくれているから。
誰かが困っているのを見たら、論理的に「助けることで自分の時間や労力が失われる可能性がある」なんて考えませんよね? 心が痛んで、自然と手を差し伸べたくなるはずです。これは、あなたの優しさが、行動を促しているから。
つまり、感情は論理だけでは説明できない、人間らしさの根源なんです。感情を否定するのではなく、受け入れて、そのメッセージを理解することで、あなたはもっと賢く、優しく、自分らしい選択ができるようになります。
繊細な方の感情タイプ – あなたはどっち?
繊細な感情の持ち主は、大きく分けて2つのタイプがあります。
1. ストレート型:感情を隠せないタイプ
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喜怒哀楽がストレートに表現される
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感情の波が激しく、周りを巻き込むこともある
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衝動的に行動してしまうことがある
例えば・・・
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好きな人に会うために、貯金をはたいて新幹線に乗ってしまう
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ライブで大好きな曲が始まったら、周りを気にせず飛び跳ねてしまう
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上司に理不尽なことを言われたら、その場で言い返してしまう
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パートナーの浮気発覚後、感情を抑えきれずに大喧嘩してしまう
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2. 抑制型:感情を押し殺してしまうタイプ
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感情を内に秘め、表に出さない
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不快な感情や状況から逃げようとする
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過剰な努力や依存で感情を麻痺させようとする
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周りの人には「大丈夫」と嘘をついてしまう
例えば・・・
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悲しいことがあっても、無理に笑顔で過ごす
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辛い気持ちを紛らわすために、仕事に没頭する
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感情を表現することを避け、常に冷静を装う
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過去のトラウマを思い出さないように、意識的に考えないようにする
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あなたはどちらのタイプでしょうか? あるいは、状況によって両方のタイプを行き来するでしょうか? どちらのタイプであっても、大切なのは、自分の感情のパターンを理解することです。
感情の波に乗りこなすための第一歩 – ちょっと立ち止まって深呼吸
ストレート型のあなたは、感情の衝動に駆られて後悔する行動を減らすために、「行動の遅延」を意識してみましょう。
感情が高ぶった瞬間に、すぐに反応するのではなく、一度深呼吸をして、冷静に考える時間を作りましょう。
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瞑想: 今この瞬間に意識を集中することで、感情に振り回されずに、客観的に観察できるようになります。
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深呼吸: ゆっくりと深呼吸をすることで、心拍数を落ち着かせ、リラックス効果を高めます。
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感情の記録: 感情が湧き上がってきたら、ノートに書き出すことで、感情を整理し、客観的に見つめ直すことができます。
抑制型のあなたは、「感情を意識する」ことを意識してみましょう。
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身体感覚の観察: 感情を感じた時に、身体にどのような変化が起こるか(心臓がドキドキする、呼吸が浅くなる、胃がキリキリするなど)を観察します。
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衝動の探求: 何かをしたくなった時に、その衝動の根源にある感情を探ります。
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感情の言語化: 感情を言葉で表現することで、感情を理解し、受け入れることができます。
感情を受け入れる勇気 – 自分を大切にする第一歩
感情は、あなたの一部です。感情を否定したり、抑え込んだりするのではなく、受け入れることで、あなたはもっと自由になり、もっと自分らしく生きられるようになります。
感情を受け入れることは、決して「甘い」ことではありません。むしろ、自分自身と向き合い、成長するための勇気ある行動なんです。
もし、過去のトラウマや、感情を抑え込む習慣が強く、一人で感情と向き合うのが難しいと感じる場合は、信頼できる人に相談したり、専門家の助けを求めることも検討してみましょう。
感情のジェットコースターから降りるための旅は、決して簡単なものではありません。でも、一歩ずつ、着実に進んでいくことで、あなたは必ず、感情をコントロールし、もっと穏やかで充実した人生を送ることができるようになります。
最後に…
あなたは、決して一人ではありません。繊細な心を持つあなたは、周りの人よりも深く感じ、深く考えることができる、特別な存在です。自分の感情を大切にし、自分を愛し、自分らしく生きていきましょう。




